「おっ、いい段ボール発見」
「ここなら静かに過ごせるぞ」
よる「あれっ?下になにかいる!」 あさり「・・・。」
よる「おにいちゃん!わたしもそこに入れて!」 あさり「うん・・・あと少し待ってね」
よる「いや!今すぐがいいの!」 あさり「わかったよ」
よる「はやくはやく!」 あさり「まったくもう・・・」
よる「お兄ちゃん!そこにいたらつぶれて入れないよ!」
あさり「どこにいようと俺の勝手だ」
あさり「くらえ!猫パンチ!」 よる「いやーっ!」
あさり「こいつ・・・誰に似てこんなにワガママになったんだ」
よる「なんで入りたいのにどいてくれないのよう」
それから10年が経った今、あさりは考える・・・
「あの時はさ、俺も若かったんだ」
「どうしても譲れないダンボールがある。
だけど、大事なのはそれだけじゃないって今なら分かるんだ」
~この話はフィクションです~